ヌーソの皿の上

福祉とpc関係の記事です

大切なデータの保存

 

大事な物とは

 

昔、私の学校の先生が授業中このような問いを投げかけてきました。

「あなたの大事な物はなんですか?その物は、あなたの人生の最後になるかもしれない、病院や老人ホームなどのベッドサイドに持っていくことができるですか?」と。

 

ご存じのとおり、ベッドサイド付近はほとんど物が置けません。楽器などの趣味があったら、置き場所どころか奏でる場所もありません。大切な写真のアルバム・大切な本も限られたものしか持っていけません。大きな人形・ぬいぐるみなども置けません。高価なアンティークなど飾っても落としてしまうかもしれません。ネガティブな印象が強いところですよね。

 

高齢になると、経済活動は若い人より減ると言われますが、お金は使わなくなっても物は捨てられなくなります。コロナ禍で断捨離をする人がとても多かったそうですが、特に戦後を経験した高齢者の方々は、物の備蓄の必要性について身をもって体験している方々なので、なかなか断捨離が進まないものだそうです。現代は物であふれかえってしまう時代になったというのにです。

 

物は持たないようにしています

 

前述の先生の言葉は、私の人生観に強く影響しました。物を大切にしている高齢者の方々と関わりながらも、自分の大事な物は最小にしようと考えてきました。お椀・箸はお気に入りの一対だけでいいな(→家族から反対を受けます)とか、服は1週間分の用意でいいな(→服は夏と冬と春・秋物で3シーズンあるので服の量は大してかわりません)、物はできるだけ捨てよう(ゲームソフトはいつかやるかもしれないから一本も捨てていません)と、物を持たないような生活をしてきました(汗)

 

特に捨てられないのは写真です。断捨離するときにも一番難しく、故人の家族が一番整理するのに悩むと言われているのも写真だそうです。特に家族との思い出の写真はとても捨てられるものではありません。私もこの世で一番大切なものです。

 

写真はこの世で一番大事

 

誰しもが大切にしている写真の保存ですが、私はこれまでクラウドという言葉ができる前から、あちこちのオンラインストレージにデータを保存してきました。ですが、とにかくサービス内容がよく変わります。長年使うとサーバーの入れ替えが必要になるので、「データを削除しますよ」「データを移してください」とアナウンスを受けるんです。その度にデータを移してきました。データの保存といっても入念に3種コピーを用意します。

 

 1.クラウドサービスに保存

 2.USBメモリに保存

 3.ナスネなどのNASに保存

 

ここまで厳重にリスクを散らして保存をしています。

たまに、家族の写真などの保存はどうすれば良いと質問を受けますが、とにかく自分が運用している保存方法を勧めています。とくに3.が必要だといっています。1.クラウドサービスは前述のようにデータを動かすことが多いこと、2.USBメモリは頻繁に使うと差し込み口が摩耗し読み込みができなくなることを説明しています。

ですが、なかなか3.は友人たちにはハードルが高いようです。テレビ番組の保存にはHDDを使うのに、職場のようなNASを自宅に置くことまで必要性があるのかと思うようです。

そもそも、その大事な写真はどうやって閲覧するつもりなのかと。いちいちパソコンやスマホSDカードを差し込んで見るというのでしょうか?無料のクラウドサービスは容量に制限があります。

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むしゃむしゃ



クラウドの時代といっても

 

そこで、お勧めしたいのがDiskstationシリーズです。これ一つで、USBメモリが必要なくなります。昔は大型のサーバーにしかなかったRaidという機能をもっているため、HD上で自動でバックアップをとってくれます。さらにクラウドサービスと同期する機能もあるので、逐一自分でクラウドサービスに保存をしたり、データを移す手間がなくなります。

さらにスマートフォンからも接続できるので、いちいちPCを立ち上げる手間もありません。

 

最近、インターネットのスピードが遅いと感じることが多くないでしょうか?特に、自宅に子どもがいるとyoutubeなどでネットインフラを大量に消費しているため、ネットワークスピードが遅く感じています。そんな時にも自宅に優秀なNASを導入することで、

大切なデータの保存を即時におこなうことができます。

 

家族が多い家ほどこのNASをお勧めします。