ヌーソの皿の上

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アルバイトケアマネージャー

 


アルバイトのケアマネージャーなんて

Google でケアマネージャーアルバイトと検索するとアルバイトでの求人はほぼ見つかりません。
ケアマネージャーの仕事は専門性が必要でかつ、利用者と契約をした場合、介護保険書に担当事業所の名前が記載されます。つまりケアマネージャーは一朝一夕で始めたりやめたりすることができないのです。ましてやアルバイトなどの雇用で行うことは難しいものと思います。

ケアマネージャーの現状

高齢者福祉の従事者は女性が多い傾向にあります。年齢も千差万別で幅広い年齢層の方が働いています。特に老人ホームの介護職ときけば、社会一般の通念上から言えば、定職につく最後のセーフティーネットのような意味合いを持っていると感じています。敷居は低いが続けることが難しいとも思われているのではないでしょうか。その中で働く人間は向き不向きを除いても、この仕事にしがみついてきた人間だとはいえないでしょうか?

介護職は対人援助という難しさ、老人ホームという小さな空間での人間関係、さらには不規則な就労時間・・・まさに心身にこたえる仕事です。その仕事と併用しながら職員はケアマネージャーの勉強をして、試験に合格する者も出てきます。そこから小さな夢を抱きながらケアマネージャーに転職する者もいます。ですが女性が多い職場は、自らのライフステージに仕事をあわせるためか、一定の仕事を続けるというのは難しいようで、ケアマネージャーも離職率は高い水準であるのが現状です。

せっかく血の滲むような思いをして取得したケアマネージャーのキャリアを築き続けることができない現状があるといえるのです。 介護が好きで介護に戻るというのであれば構わないのですが、その専門性ゆえにケアマネージャーの仕事が続けたくても続けられなかったという人たちの 受け皿がないという問題もあります。

それ故に、パートタイマーやフレックスタイム制のケアマネージャーを多く抱える居宅介護支援事業所はそう多くないのが現状です。

どこかに担い手になる事業所はないの?

ケアマネージャーが所属する居宅介護支援事業所には上部団体として地域包括支援センターという機関があります。この機関の仕事はとても幅広い仕事を受け持っています。その一部としてケアプランを立てたりするような仕事があります。ではこのような機関が多種多様な働き方のできる受け皿となって、ケアマネージャーを雇用してほしいものです。ですが、半公的機関の地域包括が、先進的に多種多様の働き方をする職員を雇用をできるほどの許容量は任されていないのです。

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驚き

提案 アルバイトケアマネージャー

地域福祉の要としてケアマネージャーは必要です。地域福祉の充実を図るため、少し形の違う居宅介護支援事業所が必要なのだと感じています。それがアルバイトのケアマネージャーなのです。本来ケアマネージャーは数十件の件数を持つことができますが、アルバイトケアマネージャーは1件から2件を限界とします。つまり月々のアルバイト料は数千円にしかなりません。その代わり居宅介護支援事業所に所属し、ケアマネージャーの仕事もすることができる、キャリアを形成し続けることができるのです。アルバイトケアマネージャーの担い手はケアマネージャーを取得した者しかなれませんので、他の仕事との兼業、例えば介護職を続けながらケアマネージャー をするということをイメージしています。ケアマネージャーを副業と位置づけるのです。 月一回の訪問は必須としても、普段のケアプランの作成から経過記録、モニタリングに関しては、個人のスマートフォンから事業所にデータを送り込むだけにするので、各個人にソフトは必要ありません。そのため居宅支援事業所内には事務専門の職員を雇う必要があります。かつアルバイトケアマネージャーをサポートする統括的なケアマネージャーをも必要になってきます。近々居宅介護支援事業所の管理者は主任介護支援専門員しかなることができなくなるため、この点は補えると考えます。

 

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アルバイトケアマネージャー図

 

居宅介護支援事業所を、一種の派遣事業所、職業あっせん所のような形にするため、デメリットとしては集中減算も想定しています。 つまり通常の事業所より収益は落ちることになります。ですが、このような形であれば、より広域でケアマネージャーを雇用することができるので、地方都市で事業を開始できると考えています。

残念ながら私には主任介護支援専門員の資格はないので、似たような事業をお考えの方がいらっしゃれば、ご連絡いただき次第、私が真っ先にアルバイトケアマネージャーになります。