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3歳児一時行方不明に…住民が150m離れた路上で発見、保護 こども園の園外保育中=静岡市 ~5/13

 

3歳児一時行方不明に…住民が150m離れた路上で発見、保護 こども園の園外保育中=静岡市 5/8

newsdig.tbs.co.jp

 

静岡市によりますと、5月8日午前10時20分頃、市立こども園(静岡市駿河区)に通う園児89人が園に隣接する公園で遊んでいたところ、3歳の園児がいないことに担任教諭に気づきました。その5分後、近所の住民から「園児が園から少し離れた道路上にいる」とこども園に連絡があり、担任教諭らが現場に向かったところ、公園から約150m離れた場所で園児を見つけたということです。園児にけがはありませんでした。

市によりますと、当時、年長園児32人、2歳児クラス22人、1歳児クラス8人、年少クラス27人と教員20人が園近くの公園で園外保育をしていました。担任教諭が別の園児に声を掛けられ対応している際に、行方不明になった園児から目を離し、他の教諭もこの園児の動きを確認できず、職員間の連携が取れなかったということです。また、園児を発見した近所の住民は、かぶっていた名前入りの帽子を確認し、園に連絡したということです。

 

保育園関係者の方は、このニュースを見たときに戦々恐々とされたんじゃないでしょうか?

よくあることなどとは絶対に言えませんが、事故になる前のことがここまで大きく取り上げられたことにです。

 

ただこの園の方針も、決してほめられたものではありません。

「教員20人」という職員の数は基準配置上だったにしろ、なぜ「年長園児32人、2歳児クラス22人、1歳児クラス8人、年少クラス27人」もの大人数を合わせて行ったのでしょうか?

普通、こんな大人数で近隣公園にすら移動はしないものですよね?

大人数を、大人数で見守ると指揮命令系統が乱れ、どんぶり勘定になりかねないに決まっています。

これは、管理者側の指示が甘かったといえます。

 

ここまでが一般的な見解です。

 

ここからは同業者としてですが、150メートル離れたことについてです。保育士の目が行き届かなかったにしろ、ちょっと大きめの公園の端からは端までであれば、150メートル以上の大きさのところはあります。

公園敷地内であればなおのこと、絶対に数秒も目を離さずということは、完全にはあり得ないと思います。ちょっとしたスキに、保育士から逃げ出す子どもは、保育園内ですらありえることですから。

園児から目を離し、連れ戻すまでのぎりぎりの範囲が、150mくらいではないかと思えるのです。

 

園の非は認めた上で、報道され、全国ニュースまでに流れるというのは、過剰な気がしてしまいます。

ましてや、静岡県と言えば、

 

裾野市

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バス置き去り死

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など、問題の多かった件です。

注目を浴びやすい状況はあるにしろ、裾野市の保育士の実名、顔写真まで公開しての報道は行き過ぎだったと私は思っています。

 

問題点は取り上げてほしいですが、その報道が過剰になっていないか、見る側の裁量を求められるニュースだったと思っています。