「今日はルッキズムを取り上げようかなーと」
「難しそうだね、いつものことだけど、このブログと話は合うのかい?」
「いやいや、SDGs目標10『人や国の不平等をなくそう』とありますからね、一応このブログの主旨にはあっているのかなと」
「はりえさんもルッキズムという言葉をご存じなんですね。」
「おらでも知っているよ、よく聞くからね。」
「では意味はお分かりで?」
「えー、見ためで判断するのはよくないとかの意味かい?」
「はい、そうですね。わかりやすい言葉ですよね。」
"「look(外見)+ism(主義)=lookism」であり、外見至上主義、美貌差別、外見差別、外見を重視する価値観などとも呼ばれる。 「容姿の良い人物を高く評価する」「容姿が魅力的でないと判断した人物を雑に扱う」など、外見に基づく蔑視を意味する場合もある。"
参照元:
「はりえさんはこのルッキズムってあると思います?」
「ないと思いたいねー。ないと思ってあるもんなんじゃないの?」
「そうなんですよ。自分はないと思いがちなのがこのルッキズムの怖い所なんですよね。」
「例えば肌の色などです。」
「日本人にはなじみのないものだね?」
「そう思う人が多いんですよ。歴史上、根深い白人至上主義に対しても、日本人は自分たちを『白人』と思っている節があります。」
「例を出せば、外資系の社長って何人を思いつきます?」
「?外資系ってなに?」
「あー、そこからだったか、外国資本の会社ということですよ。日本以外の国から来た会社という意味です。」
「そういうのは全然わからんけど、白人さんというイメージだね。」
「フェイスブックの社長(ceo)は白人ですが、ザッカーバーグの奥さんはアジア系アメリカ人なんです。婚約していた頃、アジア系であることが揶揄されたことがニュースになっていました。」
「googleのCEOもインド人ですよね。イギリスの元首相スナクさんもインド系です。でも日本人の海外の社長イメージは白人である傾向がまだ強いと思っています。」
「ちょっと意外だったことがあったんです。
私の職場にはフィリピンの人が働いています。この方々に、今度入職する人はロシア人だと話したことがあるんです。」
「そしたら『ロシア人』といって笑ったんですよ。どこか嘲笑している印象でした。」
「ロシアという国がしていることに賛同はできませんが、ロシア出身者自体は悪いわけではないですし、ましてや入職された方は戦争に賛成者なわけでもないんです。」
「これは、ちょっとルッキズムから話が離れてしまった気がしますが。」
「おら、ルッキズムと聞いて一番気になるのは綺麗、ブス問題だね。」
「あー、美醜についての問題も根深いですよね。」
「ヌーソさんは整形ってどう思うんだい?」
「うーん、私はそもそも妖怪ですので・・・。いいんだか悪いんだかもよくわかりません・・・。」
「ならいうけど、ブスがきれいになろうとして整形するって悪いことではない気がするんだ。でも美人がよりきれいになるために整形するってどう思う?」
「美しさを求める美意識が高いと思うのはいいけど、美しいという基準がわからなくなると思うよ?」
「綺麗な人の整形自体が、ルッキズムの問題を深めるんじゃないのか?ということですよね?」
「なるほど私は考えつかなかった問題です。」
「人って恋愛問題に一生振り回されるところがあると思うんだ。」
「特に女性は、誰と誰が付き合ってるなどのゴシップな話はいくつになっても好きなんだよ。」
「なんでなんでしょうね?」
「そうだね、ひがみもあるんじゃないの?なんていうかな本能な気がする。」
「そして、そういうゴシップな話には、必ずその人の外見の話がくっついてくるもんなんだよ。あんなデブなのに~、はげてるくせに~、とかね」
「あールッキズムですね。」
「誰と誰が付き合うのは勝手なのに、どこか外見の話から始まる問題はなくならないと思うよ。」
「わかります。恋愛問題も含め、人って外見から得る情報が多いのかもしれませんね。そしてそれに左右されてしまうんですよね。」
「もし、本能的に外見に左右する部分があるとすれば、ルッキズム自体がなくなるのは難しいのかもしれませんね」
以前には、はりえさんとこんなことも話しているので、合わせて読んでいただければと