ヌーソの皿の上

福祉とpc関係の記事です

あすなろ福祉会 障がい者不妊問題 文書指導 ~6/23

あすなろ福祉会に指導へ、北海道 障害者不妊処置 共同 6/16

https://news.yahoo.co.jp/articles/d2a89ddceb525c119723afdd516f00d5bcf5dc23

 

北海道・江差のあすなろ福祉会、不妊処置13人 道が監査 「強制」は確認できず、文書指導へ 北海道新聞 6/16

https://news.yahoo.co.jp/articles/4fae10b0fe1b23f6f977d587689b0de0b9b16470

 

あすなろ福祉会に指導へ、北海道 知的障害者13人不妊処置  東京新聞 6/16

https://www.tokyo-np.co.jp/article/257042

 

北海道江差町社会福祉法人「あすなろ福祉会」を指導へ 意思決定への配慮不十分などで 北海道テレビ 6/16

https://www.htb.co.jp/news/archives_21130.html

 

障害者不妊処置あす指導へ 北海道、あすなろ福祉会 産経 6/20

https://www.sankei.com/article/20230620-LONQDPNJBVMIVGZ35QCUSNVOOQ/

 

北海道江差町 障害者支援施設が入所者に「不妊処置提案」問題 「配慮不十分な事案もあった」道が改善指導 北海道テレビ 6/21

https://www.htb.co.jp/news/archives_21221.html

 

障害者不妊処置巡りあすなろ福祉会改善指導 共同 6/21

https://nordot.app/1044041970429411449?c=516798125649773665

 

「あすなろ福祉会」に改善指導 北海道、障害者不妊処置で配慮を 共同 6/21

https://nordot.app/1043991511129309678?c=65699763097731077

 

13人が不妊処置、強制の事実は確認できず 北海道の知的障害者施設  朝日 6/21

https://news.yahoo.co.jp/articles/529904978e0c4fd099f2cb72262e3a9c1da8c937

 

知的障害者カップルに不妊処置提案のあすなろ福祉会へ、道が運営改善求める文書指導 北海道江差町 北海道テレビ  6/21

https://news.yahoo.co.jp/articles/6b3372dd176574db18beea18cb2c9aa935bde0d8

 

福祉施設が入居者に不妊処置提案 道が監査結果を通知し指導 NHK 6/21

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20230621/7000058528.html

 

北海道が「あすなろ福祉会」を指導 意思決定への配慮不足など 結婚希望の入所者に不妊処置提案した問題で 北海道テレビ 6/21

https://www.htb.co.jp/news/archives_21209.html

 

障害者施設での不妊処置の有無 道、問題を受けた実態調査で質問せず 朝日 6/22

https://news.yahoo.co.jp/articles/14bda6d2af5637c11e0ca3c364cc900bac323aa5

江差町社会福祉法人「あすなろ福祉会」について、道は21日、監査結果を公表した。不妊処置の強制などは確認されなかったが、利用者の相談などへの対応や記録が不十分として文書で指導した。

「日常生活や社会生活を営む上で重要な場面では、利用者の意思決定の支援への十分な配慮を行うとともに、相談対応の経過や利用者の心身の状況について適切に記録すること」

 

 同日午前、道の担当者が、施設運営の改善を求める文書をあすなろ福祉会の樋口英俊理事長に手渡した。監査では、入所者や家族、施設関係者などへの聞き取り、記録の確認などで、少なくとも13人の利用者が不妊処置を受けていたことが確認された。

 

 通知後、取材に応じた樋口理事長は、不妊処置について「強制も奨励もしていないし、施設利用の条件でもない」と改めて強調。その上で、「グループホームの中で障害者がどういう支援を受けられるかという法律が具体的にない。そういうことが想定されていないのが現状だ。だが、障害者の暮らし方も同居を含めて多様化しており、自然発生的にカップルができれば、継続して支援していきたい」と述べた。”

 

これまでの当ブログで扱ってきた内容について

nu-so.hatenablog.com

 

 

今週20日には、ある程度内容がわかりながら、今日まで記事にしてこなかったのは、各紙の動きもありますが、これまで反対声明を出していた団体の動きを待っていました。

nu-so.hatenablog.com

 

~6/23までの現状としては

 

 特定非営利活動法人DPI(障害者インターナショナル)日本会議

声明、報道発表なし

 

www.dpi-japan.org

 

 

 全国自立生活センター協議会

声明、報道発表なし

www.j-il.jp

 

 認定NPO法人日本障害者協議会

声明、報道発表なし

 

www.jdnet.gr.jp

 

となっています。

各紙も、正義の鉄槌かのように取り扱う内容もあれば、朝日新聞の様に北海道の指導に対して、甘さを指摘する内容もありました。

 

テレビの取り扱いについても注視してきましたが、あまり大きくは取り扱われていません。

 

そのことが、とにかく残念に感じています。

 

指導内容そのものより、この問題を機に、障がい者の「性」に対して着目をしてほしいと感じているからです。

折しも「旧優生保護法」について取り扱う記事もあった今週において、あれほど日本中でパッシングのあったこの問題の結末が、どこか扱いにぞんざいを感じてしまうのです。

 

私は福祉従事者として、この結末に「妥当性」を感じています。

ですが、上記の反対声明をだした団体こそは北海道の指導に対して、なにかしらのアクションを起こすタイミングだと思っています。

 

次世代に、同じような思いをさせないためにも、どのような取り決めが必要で、出産のあり方もどうあるべきか、方向性を出すまでが私たちの責務だと感じないでしょうか?

 

なにより腑に落ちないのは、顔や名前まで出して、不妊治療を受けたと公の場で公表した利用者たちです。彼ら彼女たちはこの結末でよかったのでしょうか?

顔や名前を出した代償に報いる内容なのでしょうか?

 

「あすなろ福祉会」だけに終わらず、今この問題に直面しているであろう障がい者の人たちに、よりよい方向性を見出す動きがあってほしいと思っています。