ヌーソの皿の上

福祉とpc関係の記事です

あすなろ福祉会 不妊手術 ニュースまとめ ~12/26

 

 

 

1.ニュースまとめ ~12/26

 

結婚望む障害者に不妊手術…優生思想の亡霊は今も 障害者の自己決定権を脅かす社会の危うさ 12/20

https://www.tokyo-np.co.jp/article/220952

 

「知的障害のあるカップルに不妊処置強制することに他ならない」北海道の障害者施設に抗議 旧優生保護法支援弁護団

12/23

https://news.yahoo.co.jp/articles/d31e89026043684c4f01e3d8e2e3d505950fa8a6

 

不妊処置提案問題「正当化しえない」 テレビ朝日12/23

https://news.yahoo.co.jp/articles/1b08f299ca841efd5876b3497f69cf8e4d8c3a91

 

優生保護法弁護団「事実上の強制」 北海道の福祉施設不妊提示 12/23

https://news.yahoo.co.jp/articles/57caf798f4d77567a3b4e8da090d51eac4db5efe

"「不良な子孫の出生防止」を目的に掲げた旧優生保護法に触れ、「この考えがまだ色濃く残っていると痛感した。強制不妊手術に正面から向き合ってこなかった国の姿勢に原因がある」と話した"

 

北海道の福祉法人に抗議声明 旧優生保護法訴訟の弁護団 12/23

https://news.yahoo.co.jp/articles/7107d62a947fbb0a7a352753f662f5693043e8d5

 

優生保護法被害弁護団 

http://yuseibengo.starfree.jp/

 

不妊処置、北海道が「監査」へ 任意調査から転換 12/23

https://news.yahoo.co.jp/articles/3407fe38d6ce85e23402eaa17c8b44a5a80a8525

 

不妊処置提案の江差町グループホームに道が法律に基づく監査 12/26

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20221226/7000053796.html

“施設側が不妊処置を提案していたことを受けて、道は、グループホームに対して法律に基づく監査に入りました。”

 

 

2.各団体の声明

 

~12/21 各団体の反対声明について

 

知的障害のあるカップルへの不妊手術の強要に関するDPI日本会議声明 特定非営利活動法人DPI(障害者インターナショナル)日本会議

https://www.dpi-japan.org/blog/demand/forced-sterilization/

"重大な人権侵害を行いながら、自らを正当化する言葉には反省の色も見られない。また、福祉関係者は「別法人でも処置はあった」と証言している。障害者権利条約の理念を微塵も理解していないこのような福祉関係者の存在には、強い憤りとともに恐怖すら感じる。"

 

 

北海道江差町社会福祉法人あすなろ会における「不妊処置」問題から見る、障害者の性と生殖に関する健康と権利についての声明 全国自立生活センター協議会

http://www.j-il.jp/information/20221221-1

"障害者の人権を踏みにじる事件が起きたことは、障害当事者として怒りに震えるとともに、私たちの当たり前の権利が脅かされるのではないかという恐怖を感じます。"

 

 

声明 子どもを産み育てる権利をすべての人びとに 認定NPO法人日本障害者協議会

https://www.jdnet.gr.jp/opinion/2022/221220.html

"当該法人への厳しい批判は当然であるが、同時にこの問題を個別化、特殊化してはならない。「氷山の一角」との見方も少なくない。一方で、こうした問題を容認する社会の雰囲気があるのかもしれない。今回の問題は、この国の市民社会全体が問われているのだということも強調しておきたい。"

 

3.私見

今回この記事を掲載した一番の理由は各団体の声明文を掲載するためです。

個人的には各団体の声明について、誇張を感じています。

そう思う理由としては、あすなろ福祉会が本当に不妊手術を強要、強制、もしくは尋問を行った場合なら人権侵害ですが、現段階ではまだその証言をしている利用者もいなく、道の特別監査が行われただけの状態です。

 

現段階では不妊手術を勧める行為があっただけで、あすなろ福祉会へ「強い憤り」「怒りに震える」という表現をするのは、安易にこの問題を旧優生保護法の名残かのように印象付ける行為に感じられます。その安直さは団体の権威を損ないかねないと感じています。

ですが、私とは相反する意見だからこそ、ぜひ私のブログで掲載させていただくべきと考え、転載させていただきました。

 

そして、声明を出されている団体の方々が一番敵視しているのは、反対意見を持つ私へではなく、無関心である人々へ向けられていることも読み取れます。

みんなもっとこの問題に、興味関心をもち、この問題をいろいろな人が意見すべきだと私も感じています。

 

そのための強い口調の声明だったのであろうと、私は感じています。