【速報】２歳女児を公園に置き去り 認可保育施設の保育士ら 住民が発見し通報 千葉・佐倉
"市によると、１８日午前９時４５分ごろ、女児を含む２歳児９人と保育士ら３人が施設近くにある公園を訪問した。約１時間の園外活動の後、保育士らは女児を残したまま公園を出発し、同１１時１０分ごろの帰園直後の着替えの際に女児がいないことが判明した。"
2歳児を公園に取り残し、人数確認せず出発 千葉の認可保育施設
2歳児を公園に取り残し、人数確認せず出発 千葉の認可保育施設（朝日新聞デジタル） - Yahoo!ニュース
後が絶えない事件ですよね。
どこの保育園も、園児と外出した時は園を出る時、公園についた時、公園から帰る時、園に帰ってきた時と人数確認はしているものです。
今回の事件も、園到着時に人数確認を怠ったことについて非は免れませんが、それでもこの保育園が特別悪質だったとは思えません。
出来事として9:45公園訪問→10：45頃公園出発→11：10園到着、事件発覚ということは、全部で30分弱の出来事です。
30分の出来事と言えども、2歳児から目を離した時間ときけば背筋が寒くなる思いですよね。
yahooのコメント欄にも、たった9名を数えられなかったのかという指摘がありました。
事件の余白としては、まず複数人の保育士がついていたという問題点です。
人数確認は担当制ではなく、その場の保育士が全員行うものです。それだけ大切なことだと位置づけられているのに、3人とも失念した。
要するにとなりの保育士が数えているであろうという驕り（おごり）があったのだろうと。
また、2歳児9名に対して、3人ついていたということも注目するべきポイントです。
2歳児9名なら保育士は2名配置で動けるはずです。それが3人おり、4月の出来事となれば、必然的に3人目の保育士は新任、もしくは不慣れな保育士だった可能性が高いです。
3人のうち、一人は新任、もう一人が指導係だったとすれば、実質メインで保育をしていたのは1人だったともいえるのです。
保育士は3人ではなく4人でも良かった状態だったとは言えないでしょうか？
この事件を逆にとらえれば、ただ配置基準緩和をすればいいという問題ではないということにもなります。
各園の保育士育成プログラムや、現場でのスーパーバイザーの配置などにも、着目する事が必要ではないでしょうか？
