「中小規模調理施設における衛生管理の徹底について」の一部改正について
という通知がでていますね。
「中小規模調理施設における衛生管理の徹底について」の一部改正について(令和4年6月30日付厚生労働省事務連絡)
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/_files/00292702/tyusyoukibo_tyouri_jimurenraku.pdf
「中小規模調理施設における衛生管理の徹底についての一部改正について(令和4年2月7日付薬生食監発0207第1号 厚生労働省医薬・生活衛生局食品監視安全課長通知)
https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000897953.pdf
この通知何を言っているかというと
大量調理施設衛生管理マニュアルどおりに行うとなれば、点検時にあわせて記録及び記録簿の保管が必要な項目が多数設定されますよね。
これらを、可能な限り簡素化することが求められていたんです。
https://www.cao.go.jp/bunken-suishin/doc/r03/tb_r3_kekka_12_mhlw_1.pdf
HACCP 導入に伴って、具体的な事例として
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従前以上に調理工程ごとの温度の測定や記録が求められていますが、特に保育園などでは離乳食、乳・幼児食、おやつを作る必要があり、この状況下では現場の負担が非常に大きくなりました。
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検食(検査用保存食)は、50g程度保存できない乾物等も1食分の保存を求めている(園児の乾物の1食分は 0.1~5g程度)など、現場の実態に即していない状況もあります。
そもそもHACCP(ハサップ)ってなんだったのか?
2018年6月、「食品衛生法」の改正法案が可決され、2020年の6月から食品を扱う全事業者に対してHACCPによる衛生管理の義務化が開始しました
「HACCP」の意味は、「Hazard(危害), Analysis(分析), Critical(重要), Control(管理), Point(点)」の頭文字をとってできた造語です。
アメリカのアポロ計画の中で宇宙食の安全性を確保するために発案された衛生管理手法で、食品業界に評価されたことをきっかけに、衛生管理の国際的な手法とされました。日本はオリンピックを期にこの国際基準に合わせたというわけです。
HACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書も紹介されていますので、参考までに
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000179028_00003.html