コロナの急激な感染も落ち着き、徐々に社会が動き出してきました。
その中で、
岡山市の保育園児死亡事故受けた遊具点検 １５施設で修繕必要
５歳保育園児死亡事故 広島市の検証委員会初会合
2件ともに保育園で起きた痛ましい事故の検証委員会も開かれました。
ニュースの中の文面にもありますが、どちらの検証委員会も会議内容は非公開で行われているようです。
保育園という子どもたちを安全に預けるための施設で起きたこの問題、できれば事故当時保育についていた保育関係者の、管理能力の話だけで終始しないでほしいと思うんです。
2019年に園児の列に車が突っ込んだことで死亡事故がありました。その時にも、保育士の管理能力について問うニュースやツィートを目にしました。
果たして保育士の管理能力を上げることが最良の改善策でしょうか？問題はそこなのでしょうか？
子どもたちの自由な発想、想定外な行動することは、小さな子どもにかかわったことのある人なら、誰しもお分かりになることだと思います。
「管理する」ということは、それだけその自由度を奪う結果を招くと思わないでしょうか？
つまり管理ばかりでは子どもたちの発育に強く影響を及ぼすんです。
となれば、問題は建物や遊具の構造を徹底的に考えていくことこそが、検証委員会に求められる審議の内容だと思うんです。非公開にする必要のない、開かれた会議でもいいのではないでしょうか？
今後の審議会や検証会の在り方について、もう一度考えてもらいたいです。
