”川崎市中原区の認可保育所で9月、不適切保育が疑われる事案が明るみに出た際、保育所側の幹部が職員を集めた会議で、事案の発覚の理由が職員による内部告発だった場合、刑事処分や損害賠償を求める可能性を示唆していたことが、関係者への取材で判明した。”
この保育園幹部の浅慮で、知見の無さはいうまでもないです。
このような保育園ばかりだと思われたくないので、気迷いをしている今回の保育園とその幹部の方には早々に役職を降りられていただきたいです。
ただ今回の問題として、疑問視したいのは公益通報者保護法についてです。
※あえて画像を添付しました。リンク先が文字化けするためです。
この制度、効果あるんでしょうか?
別件ではありますが、SNSで内部通報者さんが不当に降格人事を受けたり、まさかの通報を受けた役所側が、内部通報者の密告または公開したなども取り上げられています。
それもそのはずですで、通報者を大して保護してない、保護されないですもん。
主な罰則は以下の程度です。
・事業者の内部通報担当者に守秘義務
それを違反した場合、30万円以下の罰金
この程度なら、お手本になる側の行政も軽視しできるような罰則だと思いませんか?
その取扱いについても
”都道府県労働局における個別労働紛争解決制度を利用したり、裁判所における紛争解決制度(労働審判手続、仮処分手続、民事訴訟手続など)を利用したりするなどして、自ら解決を図っていくことになります。”
引用元:
とあるように、「自ら解決」しろと言っているんです。
自らということは、自分で弁護士なりを雇い、民事訴訟をしろというわけです。
内部通報を受け付けるけど、問題になったら行政側は取り扱わないし、自分で解決して。でも、通報者を密告するかもしれません、悪しからず(笑)
では、内部通報者だけが苦しい思いをすることになるわけです。
法改正により厳罰化が必要な案件だと感じています。