ヌーソの皿の上

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ニュース特集:不安から冷静な殺人へ

「介護の不安」で58年間連れ添った妻を絞殺した87歳夫に懲役8年の実刑判決 法廷で「涙ひとつ見せなかった被告」に裁判長が放った言葉 9/21

https://news.yahoo.co.jp/articles/6ef11692470750569cc4800f1259618e8a1bb3ef

"9月20日東京地裁はYに懲役8年を言い渡した。野村賢裁判長は「身勝手な動機に基づく短絡的な犯行」とした上でこう述べた。

「被告人は犯行を認め、反省の弁を述べているが、その供述からは被害者の無念に思いを致したり、殺害に及んだことに後悔の念を抱いているように見受けられない」

 Yは淡々と判決を聞き、礼をしてから姿を消した。最後まで涙ひとつ見せることはなかった。"

 

この判決をどう感じますか?

殺すまでの過程でも、奥さんを台所でご飯を食べさせるなどしていますから、そんなにひどく当たらなくてもと思ってしまいます。

検察側の糾弾に論の強さを感じますし、確かにそうだなと思う内容です。

 

この記事は後半記事であり、前半記事は上記リンク先で見ることができます。

(雑誌の記事なので、リンクは控えさせてください)

 

前半記事には、妻を殺すまでの過程で夫の不調についても触れられています。

そして、ご家族はとてもこの被告人に対して減刑を求めています。

 

60年近く連れ添った妻を絞め殺す途中で、ここでやめたら言語障害になり、余計辛くない思いをさせる、と冷静さ、冷酷さを感じる文言もあります。

 

記事にするため2~3周読んだんですが、読めば読むほど、正しい判決なのか、重すぎる判決なのか、と考えさせられます。

 

これが介護という闇だと思います。