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ニュース特集:滋賀県 東近江市長のフリースクールめぐる発言について ~10/20

 

フリースクールは国家の根幹を崩す」「嫌でも通学を」…滋賀・東近江市長が不登校対策の会合で持論

「フリースクールは国家の根幹を崩す」「嫌でも通学を」…滋賀・東近江市長が不登校対策の会合で持論 : 読売新聞

"小椋市長は「大半の善良な市民は、嫌がる子どもを無理にでも学校に通わせて義務教育を受けさせている」と持論を展開した。さらに「ごく少数の人に焦点を当て、(行政が財政的に)フリースクールの負担をみなさいというと、そちらに行きたいという雪崩現象が起きる。あくまで個人の意見だが、なんで子どものわがままを認めるようなことをする」と述べた。"

 

について、特集します。

 

・経緯

10/17(火)の第29回滋賀県首長会議での発言のようです。

第29回滋賀県首長会議の開催について|滋賀県ホームページ

現在のところ、発言内容を確認したくても会議録は掲載されていません。

 

ここでの主な発言内容としては、

「大半の善良な市民は、嫌がる子どもを無理にでも学校に通わせて義務教育を受けさせている」

「~(フリースクールに)行きたいという雪崩現象が起きる。あくまで個人の意見だが、なんで子どものわがままを認めるようなことをする」

「国家の根幹を崩しかねない」

と発言しました。(上記サイト参照)

 

この発言に対し、10/18(水)、テレビ局の取材に対し

 

フリースクールそのものに批判的なのではなく、フリースクールを認める文科省が『安易な判断』で無責任だ、という主旨だと話しました。

 

・「常識のある普通の人は無理しても『学校に行け』と言っている、努力しているわけですよ。ボーダーラインにいる子がフリースクールで楽しんでいる子供を見たら、雪崩現象を起こすかもしれないと。私はあえて問題提起をした」

 

・”大半の責任は親”という発言については、「先生の問題もあるが(自身の)感覚的なもの、経験則に基づくと、やっぱり親が多い。」と引き続き持論を展開

 

引用元:

「不登校、大半の責任は親」発言の東近江市長が取材に応じる「私は問題提起をした」 | MBSニュース

となっています。

 

・これに対して

現在、署名活動が行われています。

滋賀 東近江市長のフリースクールめぐる発言 撤回求め署名活動

滋賀 東近江市長のフリースクールめぐる発言 撤回求め署名活動 | NHK | 滋賀県

なお、市長は

発言に対して批判の声も寄せられていることについては、「問題発言だとは考えていないので、撤回はしない」

と発言

 

・私自身の反応

Xで以下の様にポストしました。

 

たくさん賛同するリプライをいただき感謝しています。

※リプライを見ていただければお分かりになるかと思いますが、私大激怒してるので、フォロワーの方は賛同するリプしかできなかったのかもしれません(汗)

 

また、体験談を聞かせていただいた方もいました。

本当にありがとうございました。

 

この問題、動画などにもあるように、今年3月に文部科学省より支援対策がだされ、その内容にも触れた会議なのだと思われます。

 

誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)について

www.mext.go.jp

 

滋賀県内でも、不登校児問題について重要な会議の場で、このように見識の浅い人の発言があったことに愕然としています。

 

フリースクール出身の有名人の方々は検索すればたくさん出てきますし、海外のホームスクール(家庭学習)出身者にはビリー・アイリッシュさんなどもいます。

 

日本は、学校という枠組み自体にとらわれ過ぎていると私は思っています。

 

学校教育自体の改革が必要な時期に来ていると思っている私からすれば、時代遅れ過ぎて、この市長の発言は逆に何を言いたいのかすらわからないです。

 

まだこの問題は現在進行形の話だと思いますし、来年の一月には不登校児問題について記事を書く予定でいます。

その時には詳しく説明したいと思っています。