認定こども園「太陽わごうこども園」の不適切保育について　～9/23

【独自】「嫌われ者はここ」「頭ぎゅんする」保育士が“言葉の虐待”　こども園が説明会開くも…保護者から怒りの声 9/13

↑関連1：認定こども園で保育士が園児に不適切な発言　保護者からは不安の声あがる　愛知・東郷町 9/14

↑関連2：「この子イヤ」など…園児への保育士の暴言受け町が第三者委設置へ予備費から1000万円充当へ　9/15

↑関連3：「職員の不満が不適切保育につながった」こども園の保育士4人による1歳児への暴言で町が調査公表　9/20

↑関連4：「頭ギュンするよ」保育士暴言、検証へ　愛知のこども園　9/20

↑関連5：「本当にこの子嫌だ」保育士が不適切発言のこども園　町が行政指導「職員間で情報共有がない」保護者から音声が寄せられ発覚　9/20

↑関連6：不適切保育の研修をほとんどの職員が受けず保育士4人が園児に「この子嫌だ」などと発言していたこども園　9/20

毎週保育に関するニュースをチェックし週一で記事として掲載しておりますが、不適切保育を取り扱わなかった週はありませんでした。

常々ニュースのまとめ記事など、一昔前のようなブログ記事掲載方法に、我ながら古臭いなと自覚はしております。

それでも、こんな作業を通してわかるのは、日本社会そのものが非常に厳しい目で「保育園」を注視している状況だということです。

保育士による不適切保育は、全国のどこでも起きうる問題であること、そして今現在も起きているかもしれない問題です。

これは「社会からの保育園に対してのスケープゴート」など類の問題ではなく、子どもの人権問題に対して、保育現場での自覚のない無頓着すぎる保育士の問題です。

特に今回は「不適切保育の研修を46人中5人しか受けていなかった」と報道されています。

研修を受けられなかったこと自体は、園やこの町の問題であるにしろ、前述のとおりほぼ連日報道されている不適切保育について、同業者として自分たちの行動に、なんら危機感を感じなかったんでしょうか？

不適切保育の研修を受けた受けなかった以前の問題の話だと思っています。

保育に限らず、社会で働く人のその多くは、自分の仕事に関わる話や報道なら、せめてななめ読み位はすると思います。

でも不適切保育をした保育士たちは

「それすらしなかった」

「自分たちには関係ない話」

と判断したという事なんでしょう。

だからこそ、保育士には研修が必要だという記事が取り上げられたんでしょうね。

でもその研修に、不適切保育を予防する大きな効果があると思っている人は、そう多くないとみなさんお思いのことだと思います。

家に子を持つ親の場合、親でいるときは不適切だとわかるのに、保育士になったとたん不適切保育だとわからなくなるとでもいうのでしょうか？

不適切保育の研修はいらないといっているわけではありません。

研修に全く効果がないとも思っていません。

まして、研修の受講に対する状況を取り上げる報道に対してのパッシングでもありません。

こんなに不適切保育に対して注視されている中、ごくごく一般的な良識の範疇に「本当にこの子嫌だ」なんて言葉がでてくるでしょうか？

そんなことすらわからないのは、新設の保育園だからでは全く言い訳にすらなっていません。

ただ辞めて、園や町が謝ったから無罪放免ではなく、プロとしてだけでなく、社会人としての自覚を欠いたという発言くらいせめてするべきではないでしょうか？

実状云々や園、町の問題は度外視しても、それくらいは謝らないと、

「不適切保育の研修を受けないと、不適切保育のなんたるかすらわからないで働いているのが保育士だ」

と言われてしまうのではないでしょうか？

親ですら自分の子に「本当にこの子嫌だ」なんて言葉はかけられないのに。

ヌーソの皿の上