これまで当ブログでは、裾野市の保育園虐待問題を数多く取り扱ってきております。
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今回は
"元保育士3人が逮捕された静岡県裾野市の私立さくら保育園での園児虐待事件を受けて、裾野市は2月13日、対応が遅れたことで保護者や市民の信頼を損ねたとして、健康福祉部長に文書訓告とするなどの処分を発表"
と報道されました。
昨年裾野市市長の会見の発言を見てみると
"担当していた部長以下の管理職職員については、特別指導監査や警察による捜査などを通じ、事案が確定次第、速やかに規定に基づいて懲戒処分を行います。"
ととても強い言葉を使っていましたよね?
それが、「文書訓告」ということは、懲戒処分に当たらない軽い処分ということになりますよね?つまり昇給・昇格・賞与など、本人に不利益になるような処分は行われないということになります。
記事の中でも
"市によりますと、懲戒処分審査委員会は「懲戒処分にあたらない」と判断したということです。"
との見解を出しています。
事件の立証が難しく、訴訟もとりさげ、そして市内部の懲戒処分もできなかったということは、この問題を荒立てて注目を浴びたかった人たちが、引き起こしたように思えないでしょうか?
市長は発言の度に「市民のみなさまには」を何度も繰り返していますが、ここまできての印象は、本当に市民のためだったの?本当は市長のためだったんじゃないの?
と眉をひそめる言動に見えます。
ただ、そこまでとは及ばずとも、本来は日本の保育業界に不適切保育はあってはならないということを、世間からも注目してほしいとは私も思っていました。
ですがその仕掛け人は、送迎バス女児置き去り死亡事件などがおき、お名誉挽回に躍起になっていた静岡県警と、スタンドプレーのこの市長だったことに、私は失望しています。
太鼓たたいて笛ふいて、不適切問題よりも自分たちの注目を浴びたかっただけの行動に思えるのです。
真の問題は、園児をどう守っていくかです。
いくら不適切・虐待といっていても、保育士たちの名前から顔写真まで公表したこの事件は、はっきり言って行き過ぎです。ただ、全国の保育士たちを震え上がらせただけの結果だけが残りました。
これまで取り扱った記事について
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