ヌーソの皿の上

福祉とpc関係の記事です

居酒屋けんざん(20) 早くしなさいも不適切保育ですよね?

「2022年11月から連日報道された不適切保育は、世間で注目を浴びましたよね。

厚生労働省の調査研究によると、令和2年時点で全国の自治体が把握した不適切保育は96自治体で345件あるそうです。

参照元https://cancerscan.jp/news/153/

 

ですが、今回の一件により2022年12月27日、厚労省文科省内閣府は全国の自治体と園に対して事案発生時の対応体制や現場の実態に関する調査を始めたそうです。」

 

「うーん、氷山の一角と言われた通りだったね。このままならもっともっと出てきそうだよね。」

 

「そうですよね。虐待は完全に駄目だとして、不適切保育については見極めがとても難しいとも思うんですよ。」

 

※当サイトでも、不適切保育の記事を書いていますので併せてお読みください。

nu-so.hatenablog.com

 

常葉大学短期大学部の西田泰子特任教授の言葉がとても印象に残っているんですけど、

 

『不適切な保育は誰にでも起こりうると考え、園全体で対策に取り組むことが大切です』

https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20221228/3030018763.html

 

とおっしゃっているんですよ」

 

 

「待っておくれよ、ヌーソさん。おらにはそもそも虐待と不適切保育の差ですらわからないよ。」

 

「うーん、どうやって説明したらいいかな? 裾野市の事件を元に言えば、保育士が園児を宙づりにしたそうですが、これはどう思いますか?」

 

「おら、母親に木にしばりつけられたことがあるから、それくらいなら楽しいと思うね。」

 

「何をしてしばりつけられたんですか?」

 

「子どもの頃悪いことしたからさ」

 

「(内容は教えてくれないんだ)」

 

「なら悪いことをした園児を暗い部屋に閉じ込め、反省させるような行為はどう思います?」

 

「おらも娘を物置に閉じ込めて、叱ったことがあるからなー。それくらいいいんでないの?」

 

「いや、私も押し入れの中が大好きで、自分から押し入れにこもっていたことはありますよ・・・。ならバインダーで叩くという行為もあったそうですよ。」

 

「おら、叩かれることはされたことないから、娘を叩くようなことはしたことはないね。女の子に手はあげちゃだめさ。」

 

「でも今の時代、これらすべて親がやっても虐待行為として扱われ、児童相談所が自宅に訪問に来るほどの事案になるんですよ。」

 

「親が子をしつけるだけでも、問題なのかい?」

 

「屋外で、児童が10数分大泣きしただけでも、児相(児童相談所の略)は動きますよ。もしその子が保育園児だったら保育園にも連絡は入り、親の状態や、保育園での様子など事細かに調べられていると思っていいんです。」

 

「だいたい大泣きしたことすら、どうしてそんなことがお役所さんわかるんだい?」

 

「それは児相が地域からの通報を広く求めてますからね。」

参照元https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dial_189.html

 

「それくらいに、今は子どもの人権に対してデリケートな時代なんです。」

「はりえさんのようなご高齢の方の時代からすれば許容範囲だったとしても、一般家庭でもそれくらい厳しい眼で見られているこの時代に、保育のプロがやったというのは、やはり時代錯誤であり、人権擁護に対する認識不足だったと思いますよ。」

「そういう、今の時代にシフトできていない保育園が、全国で報道されるほど多かったというのは、『他の保育園は安全だ』と言ってしまった私としては残念な限りです。」

 

「そう言われるとそうかもね。子どもを預ける身としては、いくら自分がそう育ったからと言って、おらのように物置に押し込めるような保育士がいたら嫌だよね。」

 

「そんな時代ですから、そもそも『早くしなさい』と言うことすら不適切保育に該当するんですよ。」

 

「えー、それはないよ。子どもに早くしなさいも言えないの?」

 

「強制させる言葉ですからね。」

「さらに、遅いからと言って急かせるために、食べている席の電気を消すような行為をしたら、もう虐待行為と認識していい時代なんですよ。」

 

「うちの子はたらたら食べてたら、毎日『早く食べなさい』っていって育てたようなもんだよ?それもだめ?」

 

「はりえさんはさておき、保育のプロである保育士がやったらアウトですね。」

「そもそも集団生活だから早くしなさいが出てくるんであって、大人になったら仕事中でない限り誰かに言われることのない言葉なんですよ、『早くしなさい』は。」

 

「おらなら子どもたちに何も言えなくなるよ・・・。どうやって育てろっていうんだい?」

 

「うーん、はりえさんにとっての『しつけ』ってどんなイメージですかね?」

 

「・・・、ああ、そういうことか。しつけと聞いたら、『怒られる』と思うね。怖いイメージがあるよ。」

 

「しつけって、ひらがなのしつけと漢字の躾があるそうですよ。」

しつけというのは、元々は仏教用語だそうで、「習慣性」を意味する「じっけ(習気)」が一般に広まる過程で「しつけ」に変化したものだそうです。

 

それに対して、躾というのは礼儀作法に限定する武家礼式の用語として生まれた国字なんだそうです。

https://gogen-yurai.jp/shitsuke/

 

 

「なんだか難しいよ?」

 

「では保育、つまり6歳以下の子どもを預かるということは、しつけ、躾は含まれると思います?」

 

「?躾はまず違うだろうね。礼儀作法をならうところではないだろ?ならしつけかい?そりゃ人を叩いたりしたらだめだということは教えなきゃならないけど、習慣性だろ?それがしつけというのかい?」

 

「私も同じ意見ですよ。私は保育園というところはしつけをする場所では無いんだろうなと思うんです」

「どこかしら『子どもをしつけなきゃならない』というイメージが残っている人がいるんだろうなと。その時代錯誤な人たちが今回のような問題を引き起こしているんだろうと思ってしまうんですよ。」

 

「言われてみれば、『早くしなさい』という言葉もいらないのかもね。子どもはちゃんと周りをみていて、急かさなくても自然に周りに合わせて食べるようになるのかもしれないね。うちの子も気づいたらそうなってたよ。」

「叱るようなことをするよりも、脅しながら、なだめすかしながら、ほめてやらせるのが小さな子の育て方なんだね。」

 

「だから脅しちゃダメなんですよ、はりえさん・・・」

要介護状態とは

 

要介護状態ってどんな状態のこと?

 

私が福祉の現場に入ったころは、まだ痴ほうという言葉が一般的で、認知症といってもあまり通じないことが多かったです。

それが今では、私の親の世代でも認知症という言葉の方が知られています。

それに伴い「要介護」という言葉も、認知されてきたと思います。

 

私の親に聞いても「介護保険のやつだ」といいますので、おおよそ当たっています。

 

さて「要介護」だとして、相手に「どっちの?」と質問されたら即答できるでしょうか? そんな話です。

 

 



介護保険の要介護

うちの親が言っているように、おおよそ皆さんが知っているのが介護保険の方なんです。

①条件

介護保険の利用はおおよそ65歳からですが、細かくは下図をご覧ください。

 

引用元:https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000614771.pdf

 

 

②申請先

「お住まいの市区町村の窓口で要介護認定(要支援認定を含む。以下同じ。)の申請

 

③認定の流れ

介護認定審査会は、保健・医療・福祉の学識経験者より構成され、高齢者の心身の状況調査及び主治医意見書に基づくコンピュータ判定の結果(一次判定)と主治医の意見書等に基づき審査判定を行う。

 

 

④認定の基準

要介護認定等基準時間の分類

直接生活介助

入浴、排せつ、食事等の介護

間接生活介助

洗濯、掃除等の家事援助等

問題行動関連行為

徘徊に対する探索、不潔な行為に対する後始末等

機能訓練関連行為

歩行訓練、日常生活訓練等の機能訓練

医療関連行為

輸液の管理、じょくそうの処置等の診療の補助

 

要介護認定等基準時間の分類

要支援

上記5分野の要介護認定等基準時間が 25分以上 32分未満
またはこれに相当する状態

要介護1

上記5分野の要介護認定等基準時間が 32分以上 50分未満
またはこれに相当する状態

要介護2

上記5分野の要介護認定等基準時間が 50分以上 70分未満
またはこれに相当する状態

要介護3

上記5分野の要介護認定等基準時間が 70分以上 90分未満
またはこれに相当する状態

要介護4

上記5分野の要介護認定等基準時間が 90分以上110分未満
またはこれに相当する状態

要介護5

上記5分野の要介護認定等基準時間が110分以上
またはこれに相当する状態

 

 

 

 

https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/kentou/15kourei/sankou3.html#:~:text=%E8%A6%81%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E3%81%AF%E4%BB%8B%E8%AD%B7,%E3%81%AB%E5%AE%A2%E8%A6%B3%E7%9A%84%E3%81%AB%E5%AE%9A%E3%82%81%E3%82%8B%E3%80%82&text=%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E5%AF%A9%E6%9F%BB%E4%BC%9A%E3%81%AF,%E5%9F%BA%E3%81%A5%E3%81%8D%E5%AF%A9%E6%9F%BB%E5%88%A4%E5%AE%9A%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%86%E3%80%82

 

 

 

育児・介護休業法の要介護状態

 

本人が要介護状態になるのと、家族が要介護状態になるのでは要介護状態の状態が違うというのをご存じでしたでしょうか?

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/ryouritsu/otoiawase_jigyousya.html

 

 

①条件

労働者が要介護状態(負傷、疾病または身体上もしくは精神上の障害により、2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態)にある対象家族を介護するための休業

 

労働者の条件

取得予定日から起算して、93日を経過する日から6か月を経過する日までに契約期間が満了し、更新されないことが明らかでないこと。

 

  ちょっとわかりにくいですが、以下の方は対象外です。

・申出の日から93日以内に雇用期間が終了する労働者

・1週間の所定労働日数が2日以下の労働者

  令和441日からは、「入社1年以上であること」の要件が廃止されます。

 

 

その対象家族の範囲

 配偶者 (事実婚を含む) 、父母、子、配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹、孫

 

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/ryouritsu/kaigo/closed/index.html

 

 

④申請先

 事業主に申出。

 

⑤認定の流れ

休業開始予定日の2週間前までに、書面等により申出

 

⑥認定の基準

2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態のことをいい、要介護認定を受けていなくても、介護休業の対象となり得ます。

 常時介護を必要とする状態については、判断基準(下表)が定められていますので、この基準に従って判断されることになります。

 

 常時介護を必要とする状態に関する判断基準

項目\状態

1(注1)

2(注2)

1)座位保持(10分間一人で座っていることができる)

自分で可

支えてもらえればできる
(注3)

できない

2)歩行(立ち止まらず、座り込まずに5m程度歩くことができる)

つかまらないでできる

何かにつかまればできる

できない

3)移乗(ベッドと車いす車いすと便座の間を移るなどの乗り移りの動作)

自分で可

一部介助、見守り等が必要

全面的介助が必要

4)水分・食事摂取(注4)

自分で可

一部介助、見守り等が必要

全面的介助が必要

5)排泄

自分で可

一部介助、見守り等が必要

全面的介助が必要

6)衣類の着脱

自分で可

一部介助、見守り等が必要

全面的介助が必要

7)意思の伝達

できる

ときどきできない

できない

8)外出すると戻れない

ない

ときどきある

ほとんど毎回ある

9)物を壊したり衣類を破くことがある

ない

ときどきある

ほとんど毎日ある
(注5)

10)周囲の者が何らかの対応をとらなければならないほどの物忘れがある

ない

ときどきある

ほとんど毎日ある

11)薬の内服

自分で可

一部介助、見守り等が必要

全面的介助が必要

12)日常の意思決定(注6)

できる

本人に関する重要な意思決定はできない(注7)

ほとんどできない

  1. (注1)各項目の1の状態中、「自分で可」には、福祉用具を使ったり、自分の手で支えて自分でできる場合も含む。

  2. (注2)各項目の2の状態中、「見守り等」とは、常時の付き添いの必要がある「見守り」や、認知症高齢者等の場合に必要な行為の「確認」、「指示」、「声かけ」等のことである。

  3. (注3)「(1)座位保持」の「支えてもらえればできる」には背もたれがあれば一人で座っていることができる場合も含む。

  4. (注4)「(4)水分・食事摂取」の「見守り等」には動作を見守ることや、摂取する量の過小・過多の判断を支援する声かけを含む。

  5. (注5) (9)3の状態(「物を壊したり衣類を破くことがほとんど毎日ある」)には「自分や他人を傷つけることがときどきある」状態を含む。

  6. (注6)「(12)日常の意思決定」とは毎日の暮らしにおける活動に関して意思決定ができる能力をいう。

  7. (注7)慣れ親しんだ日常生活に関する事項(見たいテレビ番組やその日の献立等)に関する意思決定はできるが、本人に関する重要な決定への合意等(ケアプランの作成への参加、治療方針への合意等)には、指示や支援を必要とすることをいう。

 

 

⑦認定の注意点

・対象家族が入院している場合でも、労働者本人が歩行、排泄、食事、入浴等の日常生活に必要な便宜を供与する必要があるか否かをみて判断すべき

・介護休暇、介護休業どちらも労務を提供しない日や時間について、事業主に給与を支払う義務はない。ただし介護休業には介護休業給付金制度がある。

 

 

 

となっています。

簡単に言うと、本人が要介護状態になるのと家族が要介護状態になるのでは、基準や使う制度が違ってくるということです。本人が要介護認定を受けて、「要支援」という判定を受けても、その家族は介護休業はとれない、ということが起きるというわけなんです。

保育・福祉全般ニュース 2023.1.6~2023.1.12

 

1週間の中で気になったものを魚拓系ニュースにしているページです。

すぐにリンクは切れると思いますが、日付をさかのぼったりするのに使っていただければ。

 

「DXでバリアをなくしたい」 デジタル障害者手帳でもっと外出しやすく! ミライロの奮闘と描くビジョン 1/4

https://www.joint-kaigo.com/articles/5216/

 

東京都、18歳以下に月5000円給付へ 所得制限設けず 第2子の保育料無償化も検討 1/4

https://www.tokyo-np.co.jp/article/223507

 

「保育士1人で30人」の配置基準でいいですか? 国際基準でも最低レベル 防衛費はあんなに増やすのに… 1/5

https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/hoiku/65098/

 

「不適切保育」の対策進む 1/5

https://www.townnews.co.jp/0114/2023/01/05/658543.html

 

【小濱道博】次の介護保険の見直しは「小幅」ではない 現場は今後の大改革に備えよ 1/5

https://www.joint-kaigo.com/articles/5347/

 

県 医療福祉応援金追加支給へ 愛媛 1/6

https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20230106/8000014921.html

 

障害者の工賃は「労働対価」か「給付」か…消費税納付を巡り福祉事業所が国を提訴 1/6

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230105-OYT1T50295/

“B型は雇用契約を結べないため、同会は給与形式ではなく、作業量や内容に応じて工賃を渡してきた。

 

 同会は19年、「利用者の働きぶりは十分に労働と言え、税控除の対象になるはずだ」と訴え、地元の税務署に納めた消費税の一部返還を請求した。しかし、工賃は就労訓練を行う福祉サービスに伴ってお金を渡す給付にすぎず、労働の対価とは言えないと退けられ、国税不服審判所でも審査請求が棄却されたため、司法の判断をあおぎたいと提訴した。”

おすすめ

 

障害者支援施設で虐待 鹿児島市が再発防止に向け改善指導 1/6

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20230106/5050021610.html

 

それぞれの園の方針や方向を考える保育者が集まってアイディアを出し合い、保育業界をよりよいものにしていく主任保育士・設置者向けコミュニティ市村弘貴とますだかよによる、「井戸端チームビルディング」を開設 1/6

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000040047.html

 

「園児を宙づり」「保育士が『汚い、近寄らないで』」保育園元職員が証言 宮崎市の不適切保育問題 1/6

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/264289?display=1

 

仙台市の認可外保育所で不適切な保育 運営会社に業務改善を指導へ 1/6

https://news.yahoo.co.jp/articles/bfd0e8c4ee0baaaa96498eeb5e471f6df677588a

 

↑関連1:認可外保育所で不適切な行為 仙台市が運営会社に業務改善を指導へ 1/10

https://news.yahoo.co.jp/articles/9bfa6058b714b08053c8b2f5eaf4bb914b74c35f

 

↑関連2:逆さまに持ち上げる 下着姿で昼食… 不適切保育の認可外保育所仙台市が行政指導 1/11

https://news.yahoo.co.jp/articles/2f2f7a8be87e201570fc292a5b0fe49c55065ec6

 

↑関連3:【詳報】泣いている園児をあえて放置…なぜ「不適切保育」で認可外保育施設を行政指導<宮城・仙台市> 1/11

https://www.fnn.jp/articles/-/469278

 

「育休退園」上の子も追い出される…なぜ?家で終日2人育児「つらい」 理由は保育士不足 1/7

https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/182754

 

「育休退園」問題、てぃ先生の本音「利用できるサービスに就労などの有無で制限をかけるべきでない」 1/7

https://news.yahoo.co.jp/articles/bcaaf540543421b32b1721f0596b1fa1a8e71019

 

認定こども園 長野県内 5年で倍増 保護者ニーズを引きつけたわけ 1/8

https://news.yahoo.co.jp/articles/801271300809c83c003786e0fe35cd5889bc8414

“の子は保育園の要件となる2号認定、下の子は幼稚園児に当たる1号認定として預ければ、同じこども園に通うことができ、保護者の希望に応えられる。”

 

【1月10日付社説】保育環境の改善/人員拡充と質の向上を急げ 福島民友新聞 1/10

https://www.minyu-net.com/shasetsu/shasetsu/FM20230110-751126.php

 

Colabo問題だけではない! 福祉事業の不透明な会計は説明責任を果たすべき 1/11

https://news.yahoo.co.jp/articles/a23c869f24e2a10bdcf110a8d1c082444adc18d5

介護ニュース 2023.1.4~2023.1.10

1週間の中で気になったものを魚拓系ニュースにしているページです。

すぐにリンクは切れると思いますが、日付をさかのぼったりするのに使っていただければ。

 

物盗られ妄想はなぜ起こる? 原因と症状について介護福祉士に聞く 12/29

https://news.yahoo.co.jp/articles/bab52d74117f582bace95efd5cf0685d3f802738

 

介護費用は平均600万円!?年の初めに心づもりしたい、介護予算と押さえどころ 1/2

https://mi-mollet.com/articles/-/40028?layout=b

 

癒しの天然温泉・温水プール付きの高齢者ホーム 健康長寿を叶える魅惑の施設をプロが厳選 1/3

https://www.news-postseven.com/kaigo/118716

 

団塊の世代」7割が後期高齢者介護保険料見直し今夏結論へ 1/3

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230103/k10013940201000.html

 

訪問介護 × DX化】訪問介護業界に特化した電子契約サービスを新たに提供 1/4

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000103316.html

 

深刻な人材不足、介護職員の環境改善へ政府が全国にワンストップ窓口 1/5

https://newswitch.jp/p/35250

 

在宅介護に必要な費用は10年間で1000万円…!? 日本人全員が向き合わなければならない「ビジネスケアラー」問題の“リアルな実情” 1/6

https://bunshun.jp/articles/-/59366

 

見た目は高級フレンチ、実は「介護食」驚きの正体 1/6

https://toyokeizai.net/articles/-/643944

 

介護現場の生産性向上、全国にワンストップ相談窓口を整備 厚労省 事業者を一体的に支援 1/6

https://www.heartpage.jp/contents/news/01-00918

 

2020年と2021年とを比較して増加割合が高かった介護サービス施設・事業所とは? 1/6

https://gemmed.ghc-j.com/?p=51936

 

在宅介護でも利用できる「ショートステイ」の基本料金を一覧表で確認。入居条件や注意点は? 1/7

https://news.yahoo.co.jp/articles/d6225fc04f7a8fe95e3c11b8cd4c6ea80dac0ade

 

「妻の介護は使命」完璧にこなす夫は要注意!手も足も出せない介護職が、密かに心配すること 1/7

https://news.yahoo.co.jp/articles/8bca73b7a4a953936190ff3939255c0fa2c706e3

 

米当局、エーザイアルツハイマー薬承認 病気の進行抑制 1/7

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC045ZI0U3A100C2000000/?utm_source=newsshowcase&utm_medium=gnews&utm_campaign=CDAQgo7p-L-l7tY6GODe46OG0OnvqwEqKggAIhC7HvSW_G7gUYP7k946YGqFKhQICiIQux70lvxu4FGD-5PeOmBqhQ&utm_content=rundown

 

【先駆】目指すは「最高の生活の質」 スウェーデンから学ぶ認知症ケア=山口宰 1/7

https://www.joint-kaigo.com/articles/5411/

 

介護保険】要支援と要介護の違いは?利用できるサービスや支給限度額を解説 1/8

https://limo.media/articles/-/36031?page=1

 

母を「守らな」20代息子が介護中心生活を送る事情 1/8

https://toyokeizai.net/articles/-/642500

 

元日朝の食事か 香川県綾川町の介護老人保健施設と病院で34人が食中毒症状 ノロウィルスを検出 1/8

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/265790

 

認知症の母のすごい力…アラフィフが「介護疲れ・親・殺人・執行猶予」で検索するまで 1/8

https://news.yahoo.co.jp/articles/c2b9a7aae4124db959b605a732d102377a27bb62

 

「要支援」と「要介護」利用できるサービスや支給限度額を【一覧表】で見る。その違いとは 1/9

https://news.yahoo.co.jp/articles/1d2188a3bd743902ac7ad3f392e6d3b5dce4ec07

 

延命よりも生活の質が大事? 《ハチドリ暮らし》21  1/9

https://newstsukuba.jp/42727/09/01/

 

離職、借金、うつ…親が認知症になった家族の壮絶な現場。知られざる在宅介護の本音 1/9

https://nikkan-spa.jp/1876235

 

同居する義父の食欲がみるみる低下...!高齢親の食事はどうすべき? 1/9

https://mi-mollet.com/articles/-/40201

 

介護助手にシニアの力 静岡県内施設、働きやすく業務細分化の動き 体力必要な仕事は専門職に/朝と夕方2時間ずつ勤務 1/10

https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1175903.html

 

居酒屋けんざん(19)障がい者の恋愛って

 

キュン

「どうも煮え切らないなーという印象があるんですよ、あすなろ福祉会の不妊手術の件。」

「高齢者施設や保育園では虐待行為が横行し、障がい者支援施設では人権侵害が行われている。日本の福祉のレベルが低いという印象だけ残っただけのように感じるんですよ。」

 

「これから良くなっていくきっかけになったんじゃないのかい?」

 

「その問題を提起されたことが良かったと・・・?」

 

「実際に行われていたことだろ?それでいて、それに対して怒っている人たちもいる。ヌーソさんが腑に落ちないという気持ちはわからなくもないけど、あすなろ福祉会の問題はこうなるようになっていたんだと思うよ。」

 

「じゃ、はりえさんには、あすなろ福祉会の問題ってどんな風に映っていて、どんな問題だったという印象があるんですか?」

 

「うーん、正直なところ何が悪いのかはわからなかったね。強制っていうのかい?強引に不妊手術をしたというのなら悪いと思うけどさ。あすなろ福祉会の理事長さんだったっけ?あの人のインタビューと、入所していて実際に不妊手術を受けた利用者さんの話をテレビで観ていたけど、本人たちが希望したことなんだろ?そこまで責められることなのかというのはわからなかったよ。」

 

「そうなんですよ。問題は手術なのではなく、本人たちがいやいやながら手術を受けたかどうかですよね?ただ地域で生活するためには、あすなろ福祉会に頼らざるを得ない障がい者の人が、そのあすなろ福祉会から受けた不妊手術という提案は、まさに外堀を埋めるような物言いに感じるであろうことも想像に難くないですよね。」

私の意見は以前に述べておりますのでこちらもご覧ください。

nu-so.hatenablog.com

 

「となれば、この問題ってどうやったら防げたんですかね?どんな支援をすればよかったんでしょうかね?」

 

「好きなように産めるというのは、確かに権利だろうけど産むだけでは駄目だとは思うよ。」

「産んだ以上は子育てをすることが当たり前だろうし、産む権利だけ求めて、産んだ後は知らんぷりでは話にならないね。そもそも子が欲しいというのは親になる前の話だよね。その親になる前の人たちに、子育ての大変さはなかなか伝わらないだろうね。例え障がいがあってもなくてもさ。」

 

「私は支援する側の人間なので、その点については、産む前だろうと産んだ後だろうと継続的な支援をするサポートと技術が必要だと思いますし、その支援にかかる補助金なども必要だと思います。」

 

「それをこのような現状のまま妊娠をさせ、サポートもないのに産ませることを容認したとすれば、あすなろ福祉会はこのような問題にならなかったでしょうか?」

 

「子どもの権利の人権侵害だと、問題になっていただろうね。」

 

「ましてや、生まれてきた子どものケアにも、産んだ障がい者さんからの実費費用が必要になることをどう思うでしょうか?お金は一切発生せず産み育てられるような人は、この日本には存在しませんよね?とくとくとお金がかかる話を説明したとしてそれはどう思いますか?」

 

「産む夫婦に(金銭面の)多少の覚悟はあったにしろ、脅しのようにも聞こえるだろうね。」

 

「さらにその説明が遅いと感じたとしたらどうですか?障がい者夫婦が子どもを堕ろさざるを得ない状態に陥らせたとしたら。そしてその夫婦が報道に訴えたとしたら」

 

「責任を取る姿勢がないと、それも問題になるだろうね。」

「きれいごとばかりいってても、きりのない話だったんだね。」

 

「だから私はこの問題を、『産む』に終始しすぎた心象操作のようにすら感じるんですよ。」

 

「じゃあヌーソさんはその前って何だと思うんだい?」

 

「え?結婚?恋愛のことですよね?」

 

「言い方をかえて、障がい者同士の恋愛ってわかるかい?」

 

「そんなに違いはありますかね?ちょっと想像ができませんね。」

 

「おらには、同じように知的障がいをもつ家族がいるんだよ。」

 

「前に少し聴きましたよ。」

 

障がい者って普通に恋愛があると思うかい?」

 

「出会い系アプリで知的障がい者専用などと聞いたことないですね。まあ、あったとしてもかなりの問題になりそうですが・・・。」

 

「?ということは・・・?」

 

「学校や職場などで知り合う程度の、それは狭い(コミュニティの)中でしか相手を選べないんだよ。」

 

「本人も贅沢は言えないと思っているんだろうね、その枠内で選びあうから、普通の人(健常者)よりももっと『好きだといわれたから』だけで付き合うんだよ。自分が好きか嫌いかなんて二の次さ。」

 

「そのような中で、結婚をしたい、子どもを産みたいと心から思える人に会うというのはかなり難しい話なんだと思うよ。」

 

「・・・、私が想像するよりももっと、恋愛・妊娠・子育てのハードルが高いという話だととらえていいんですかね?」

 

「となれば、恋愛サポートまで必要になるんですか?健常者でも婚姻率が下がっているのに・・・。」

参照元内閣府婚姻率の推移

https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2021/r03webhonpen/html/b1_s1-1-3.html

 

「掘り返せばもっともっと、問題は出てくる話なのかもしれないね。おらもこの話は語られない余白を感じるよ。」

 

 

「今回ははりえさん随分難しい言葉たくさん使いましたね・・・。」

「おらだってこれくらいの言葉知ってるよ(怒)」

保育・福祉全般ニュース 2022.12.30~2023.1.5



1週間の中で気になったものを魚拓系ニュースにしているページです。

すぐにリンクは切れると思いますが、日付をさかのぼったりするのに使っていただければ。

 

保育園で不適切保育 当時の園長が暴行罪で罰金10万円 《新潟市》 12/28

https://www.teny.co.jp/nnn/news114zxze9i6ciu4jc2jr.html

 

双子を妊娠した! 保育料は2倍かかるの? 12/29

https://news.yahoo.co.jp/articles/690d8197a95bdf7ef04bfe2894e82d99374fbd19

 

強まる保育士への風当たりと求められる処遇改善、保育業界の課題と展望 12/29

https://dime.jp/genre/1523368/

 

「保育現場の今」立ち入り調査 沖縄県の対応は 12/29

https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20221229/5090021415.html

 

子どもの閉じ込め、園児を「こいつ」呼ばわり…不適切な保育がいつまでもなくならないワケ 12/30

https://news.livedoor.com/article/detail/23463278/

 

相次ぐ保育士の虐待事件、不適切な行為を防ぐには? 専門家2人に聞きました 12/30

https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/hoiku/64784/

 

親戚の子とすぐに打ち解けるには?保育士が実践する子どもと仲良くなる方法 12/30

https://otakei.otakuma.net/archives/2022123001.html

 

「え!?どういう意味!?」ママ友が経営する保育室に息子を預けたら言われしまった驚愕のひと言とは?12/30

https://woman.excite.co.jp/article/lifestyle/rid_BabyCalendar_28051/

 

園児虐待防止へ、保育士の負担軽減が鍵 「つい感情的に」対応反省も 12/30

https://news.yahoo.co.jp/articles/51839a1a4073d70cfd8b02d832b6f4bcd5694ad4

 

不妊処置受けた知的障害者「説明聞いて子ども断念した」強制性は否定 北海道「あすなろ福祉会」 12/31

https://www.nikkansports.com/general/news/202212310000584.html

 

「説明聞き、子ども断念」と証言 障害者、不妊処置の強制性は否定 12/31

https://www.tokyo-np.co.jp/article/223053

 

コロナ下、高齢者の低栄養に懸念 12/31

https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1468001

 

通園バス「人数確認行わないことがある」約3割 県が緊急点検 12/31

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20221231/1010025145.html

 

【虐待を食い止める その3】『もう疲れてきた、割と本気で保育士辞めたい』『親ごさん、虐待してませんので、うたがわないで』保育士たちの悲痛な叫び 12/31

https://jisin.jp/domestic/2167297/

 

保育教諭が園児の頭や尻たたく、職場体験の中学生が目撃…神戸の認定こども園 1/1

https://www.yomiuri.co.jp/national/20221230-OYT1T50107/

 

学童保育充実へモデル事業 厚労省、子ども教室と一体化 1/2

https://nordot.app/982529651128123392

 

0歳で保育園に入れて良かったの? 葛藤していた母、保育士の言葉に涙 1/2

https://news.yahoo.co.jp/articles/3ea6b149f0de5edbe983f74ec0574aa50d47ae7d

 

<保育園トラブル>「ずっと前から私は大丈夫じゃない」限界を迎えて、とっさに出てしまった言葉とは? 1/3

https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_BabyCalendar_34779/

 

子どもを叱っても伝わらないのは当然!? 子どもに「伝わる言い方」とは 1/3

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/24434

 

「福祉ネイル」高齢者生活に彩り 真庭の神本さん、県内普及に奮闘 1/3

https://www.sanyonews.jp/article/1348006

 

「本当に楽しい時間」福祉ネイル、高齢者生活に彩り 岡山・真庭の神本さんが普及に奮闘 1/3

https://news.yahoo.co.jp/articles/ce5f93fbca7f53618f075dca3c579ba00be51a51

 

障害のある人の投票 パンフレットや送迎で支援 地域差も課題に 1/3

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230103/k10013934881000.html

 

「もう1人保育士を」毎日が綱渡りの保育現場は願う 現状と乖離した「国の配置基準」が定められたのは… 1/4

https://www.tokyo-np.co.jp/article/223317

 

施設における虐待はなぜ起こるのか(4)「手間のかかる子」を避けてきた集団保育 1/4

https://www.christiantoday.co.jp/articles/31835/20230104/why-do-abuses-happen-4.htm

 

「こどもまんなか」目指して官民結束を 小倉將信・こども政策担当大臣新春インタビュー 1/4

https://www.fukushishimbun.co.jp/topics/28940

 

高齢者がVRで盛岡を旅行体験 福祉施設で提供、健康増進図る 1/4

https://www.iwate-np.co.jp/article/2023/1/4/132379