障害者施設の「民営化」を進めていいのか? やまゆり園事件から7年 元入所者家族は、元職員は何を思う 読売 7/24
https://www.tokyo-np.co.jp/article/264975
私は生きる価値がないですか? NHK 7/24
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230724/k10014140431000.html
「津久井やまゆり園」殺傷事件から7年 施設で追悼式 abema 7/26
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3a10234066d21fb99e6da3219aa0695846f0d0a
45人死傷の津久井やまゆり園殺傷事件から7年 現場では追悼式典 TBS 7/26
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/624490?display=1
相模原 津久井やまゆり園 支援のあり方模索続けて NHK 7/26
https://www.nhk.or.jp/shutoken/yokohama/article/014/63/
あの残忍な事件から7年が経ちました。
この事件で死傷され方を含め、心に強い傷を負った方も多くいらっしゃったと思います。改めてお悔やみを申し上げます。
この事件は、日本の福祉において、とても大きな課題を残す事件だったと思っています。
・殺人を犯すような人が元福祉従事者であり、残忍極まりない人間性
・夜間進入できてしまう、施設のセキュリティの甘さ
・死んでもいい人という扱い
・障がい者支援の在り方
7年経った今も、その課題への取り組みは道半ばだと感じています。
人の生き方をも問うような問題だったのではないでしょうか?
その中で、こんな記事がありました。
過酷な現場で働く支援者たちを支えるしくみづくりを 津久井やまゆり園事件を取材したジャーナリストの提言 yahooニュース特集
https://news.yahoo.co.jp/articles/950537e97501d85584fb85863873d50088ec35ef
話は主に、ジャーナリストの佐藤幹夫さんが語られています。
私はこの佐藤幹夫さんの著書を、これまで何冊か拝読しております。
中でも、自閉症裁判―レッサーパンダ帽男の「罪と罰」などは、当時大変勉強になりました。
ですがこの記事の文面の中で、佐藤幹夫さんはこんなことを語られています。
”(園を運営する)かながわ共同会の代表も、自分たちも被害を受けた側だということは話すけれども、『自分たちの職員のなかから、なぜそういう人間が出てきたのか』に関して、本気になって検証したとは思えません」”
???なにをおっしゃっているんですか?
会社の思想が、犯人を生み出したいち要因があるとでもおっしゃっていますよね?
職場のマクロ思考が、個人のミクロ思想まで大きく影響を及ぼす?マクロ思考なんて効率を上げる程度のものであって、このような残虐な行為をした犯人にとって、職場そのものがどれほどの影響を与えたというんでしょうか?もうどこか、大戦時の日本人将校を問うかのような、時代遅れな文面としてとらえられません。
よくよく調べてみると、佐藤幹夫さんは
津久井やまゆり園事件を考え続ける会
などでも公演を行っているようです。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/514025
今回の記事を含め、この講演会でも繰り返し話しているのは、
被害者・遺族の方、施設を含め「取材拒否」「匿名性」について言及されています。
どのように論を述べようと、これは自分が思うように取材ができないことへのやっかみにしか聞こえません?
ただがっかりする内容であり、記事内容は全然おすすめできません。
キングダムの映画が始まるようなので、史記でいうなら
「春申君老いたり」
です。