私にはないエースたちの評価の高さ
以前こんな記事を書きました
”
福祉職のスーパースターたち=コミュニケーション能力の高い人たちという図であれば、
コミュニケーション能力の高い人=勤怠管理や小口現金はできない
”
ということを書きました。
今回はエースになる人の特徴を書いてみます。
どの分野の福祉施設職員のエースだとしても、その基本として、基礎知識、観察力、コミュニケーションはマスト要件だと言えます。
さらに、利用者・職員への配慮、チームの統率力、上司との信頼関係なども必要になりますよね。
でも私は、福祉施設職員なのに、ここら辺の能力を欠いている人もたくさん見てきました。
前にも書きましたが、数字の計算はダメだし、嫌われている利用者さんもたくさんいるし、チームを率いることもできないなんて人もいました。
でも、なぜか人の評価が高い人っていないでしょうか?
こんなことを言ってる著者は、どんな職員かといえば、手前味噌ですがすべての能力は高い方だと思っています。
特に知識などは、ほとんどの分野の理解もあり、その横断力(複数の領域や立場をまたいで物事を理解)においても、各所から相談を受ける立場にあります(自慢)
でも、全然、人の評価はないですね(笑)
確かに相談は受けていますが、単にいいように使われているだけなんじゃないでしょうか?
たまに、ぞんざいに扱われ過ぎて腹立たしいこともしばしばですよ。
そんな私から見て、私より能力は高くないのに、人の評価の高い人ってただただうらやましく、切望する才能でもあります。
でもその推し量れない才能を理解できているのも、私の様に人の評価の低い者でなければできないのであろうと思っています。
本人達ですらその能力が何かわかっていないと思うからです。
推し量れない能力の言語化
特に私が感じるエースたちの能力を箇条書きにしてみます
①状況察知力 ・・・空気を読む力
その場の雰囲気や人の感情の流れを察知して行動を変えられる力。ただ空気を読むだけではないということです。
②コミュニケーションの場の席巻力・・・間の感覚(タイミング感・間合い)
発言する瞬間や沈黙の長さを的確に選び、人を安心させたり行動を促したりできる能力。聞く力。
③場面設計力・・・打ち合わせ・会議が意味ある場だと感じさせる力
その人がいるだけで安心感が生まれ、他の人の能力や意欲が引き出される。傾聴する姿勢やその後の実行力。
④人間間での危機管理能力・・・未来を嗅ぎ取る感覚・先読みの直感
裏付けの余白にある、小さな兆しを拾って動き方を決められる。世に言う第六感に近いものです。
⑤心の温度調整力・・・感情の共鳴・制御力
チームや相手の感情温度を「高めすぎず、冷ましすぎず」保つ感覚。バランス感覚を失うとただのどっちつかずな態度になりかねない。
言語化しても、 ①→⑤と数字が上がるにつれ、ほぼ感覚に近い能力になると思います。
番号付けして思うんですが。④なんて未来予知力ですから、⑤温度調整力よりあやふやなもののように思えるかもしれませんが、⑤温度調整力のバランス感覚は、歴戦のエースたちでもよくぶれているところを目にしてきました。温度調整力は①の状況察知力がぶれるのが原因で、②③は全然意味を持たなくなります。失敗するとだいたい喧嘩の原因にまでなります。なので、④未来予知力より、⑤のほうが難しい能力だと判断しました。
もう少しグループ分けをすると
①状況察知力・⑤心の温度調整力 ・・・・感情ケア
②コミュニケーションの場の席巻力・③場面設計力 ・・・・場づくり
⑤心の温度調整力 ・・・・先読み
という能力が、エースたちの能力なのではないでしょうか?
知識や大人になってからの経験では培うことのできない能力だとも思えます。推測するに、幼少期の家族関係や兄弟関係の立場上で備わる「才能」なのではないかと思います。父母の愛情を独り占めにしてきた、一人っ子の私では養えない能力なのだと思います。

数値化できない能力は諸刃の力
こういう能力って、数値化しようとすると精度が落ちます。人間間での遂行能力なので、影響下にある人間はわからない、推し量れないのが原因です。
そうすると、周囲の人間もさらに感覚的な話になっていくんです。あの人(エース)に話そう、あの人に話せば何とかなる。という錯覚が起き始めます。
先ほども書きましたが、①状況察知力が特に重要で、この能力は非常に高い能力を持っている人でもぶれます。相手・対象者だけでなく、日や時間ですらぶれるんです。感覚が落ちていても、②③の場づくり能力があると、「理解してくれる」からと錯覚したまま信頼が高まるんです。
これが属人化のからくりなんだと思うんです。「あの人なら何とかしてくれる」「あの人は分かってくれる」という「あの人」というエースが出来上がるんです。
書いていて、私のないものねだりのような話になってしまいました。