「不適切保育」の調査 質を保つ対策が急務だ
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不適切な保育を「虐待等と疑われる事案」と定義した。虐待は身体的、性的、ネグレクト、心理的の4類型を示し、無視する▽失敗を執拗(しつよう)に責める▽感情のままに大声で指示する―は心理的虐待に当たるなどと具体例を記した。これらが意味を持つ。現場で共有し、まず同じ認識に立つことから始めてほしい。
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タイトルには「質を保つ対策」とありますが、文面の中には具体的な「対策」は書かれていませんね。
この記事に対して、逆に質問がしたいんです。
「では保育の質とは?」と。
保育現場に立っている保育士に質を問いたいのでしょうか?
保育士は国家資格の「保育士」を取得した者です。
その者たちに、質を保つということはどのようなことを指しているのでしょうか?
他の記事では、保育士資格のない保育補助職員が増えていることも、指摘している記事がありました。
果たしてそれが問題なんでしょうか?
当ブログでも先週は不適切保育に対しての特集を行いました。
私はこの記事の中で、この結果を「予測できた」といっている方を指摘しています。
そして今回の記事に対しても、元の「質」より低下があったとしたら、「質」とは何だというのでしょうか?
なにかが悪化したのではなく、全体の基準ができたというべきだと私は思います。「質」が新たに変わったというべきではないでしょうか?
なのに保つための「質」があったのなら、国家資格そのものへの指摘もあるべきではないでしょうか?
現場の保育士たちが、これまで悪質なことをしてきたとは、私には到底思えません。
ただあるとすれば、古い考え方が残る保育士がいることだけは否めなめません。
詳しくはこちらの記事をお読みいただければと思います。