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ニュース特集:雇調金2400万円を不正に受給か 福祉事業所など運営の親子を再逮捕 岐阜県警

 

雇調金2400万円を不正に受給か 福祉事業所など運営の親子を再逮捕 岐阜県警

雇調金2400万円を不正に受給か 福祉事業所など運営の親子を再逮捕 岐阜県警 | 岐阜新聞Web

 

今週はこのニュースを特集します。

 

今週は、もう一つ同じくらいの金額のニュースもありました。

 

保育所補助金の不正受給、杉並区でも2500万円 小金井市の「コスモズ」 三鷹、小平に続き…資金の流れは

www.tokyo-np.co.jp

 

コスモズはまだたたけばでてきそうな雰囲気ですよね。

でも私が注目してほしいのは、コスモズではなくアルムの家ほうなんです。

 

なぜかわかるでしょうか?

アルムの家の方は、雇用調整助成金、もう一つのコスモズのほうは保育補助金であることはニュースから読み取れると思います。

 

コスモズから説明すれば、

三鷹、小平両市で保育所計2カ所を開設するにあたり、2000万円超の補助金を不正受給していたことが発覚。

 

とありますから、保育園の建設費用、おおざっぱに言って2億円強の建設費用のお金1割に当たる不正を働いたわけです。

 

一方アルムの家は、

2020年7月20日ごろから21年12月28日ごろまでの間、従業員に休業手当を支給した旨の虚偽の書類を作成して岐阜労働局に申請し、20年9月10日から22年1月20日までの間に、国の雇用調整助成金計約2400万円を同社名義の口座に振り込ませた疑い。

とあり、

署によると「補助金を不正に受給している」との情報を受けて、捜査していた。2人は、コロナ禍に伴う臨時休校の対策助成金10万8千円を不正に受給した

となっています。

10万8千円の不正受給をしたから、そのほかの2400万円の補助金も不正受給だろうと逮捕されたのが、アルムの家の事件なんです。

 

まだ容疑が固まっていない以上、憶測の話になりますが、10万8千円の補助金はコロナ禍中に事業が稼働できなかった関係の補助金であることは読み取れます。

 

でも

alm.rodeo-dr.jp

 

こちらのホームページから言えば、実際稼働している事業は就労継続支援B型と生活介護・放課後等デイサービスだけです。そこから職員総勢を見積もっても40人は超えないような事業所です。つまり年間の人件費は1億5千万くらいであり2億円まではいきません。となれば総収入が2億円もいかないのに、その1割に当たる金額が、一年半で不正受給したとされているニュースだということが読み取れるんです。

 

福祉事業所でも、保育園が受ける補助金よりも、労働局から受ける補助金のほうが大きいこと、きっかけは10万円程度の不正が、事業所の全体収益の1割以上の不正まで疑われるというのがこのニュースなんです。

 

コロナ禍は、さまざまな補助金がいろいろな形ででましたよね。事業所側も十分な理解もないまま誤って申請をしたものもあったと思います。

 

内部通報であり、2度目の逮捕ですから、疑う余地はないのかもしあれませんが、十分な情報がないままで逮捕と報道されると、同業者の身としては肝を冷やすような内容でした。