これまで、社会福祉法人サンフェニックスの問題については、当ブログでも取り扱ってきました。
今回、逮捕された問題について説明します。
当ブログで取り扱ったのは、2021年10月が初めてなんですが、この時点でもう私は「M&Aではないかと」記載しています。なので逮捕までずいぶんかかったというのが私の印象です。
今回逮捕されたのは、
創業者である医師と、その後継で理事長になり資金ショートをさせた公認会計士です。
主な記事でも取り扱われていますが、創業者の医師は経営権をこの公認会計士に譲渡しています。後継の公認会計士は、法人口座から計約30億円が流出させ、そのうち5億7000万円は医療協力の対価として、前理事長である創業者の医師に送金していたというのが今回の逮捕の内容です。
でも社会福祉法人というのは、経営権というものは存在しません。
なので、株式会社の様に買収どころか、経営権の売買ができるようになってはいません。
ではどのように行われたかというと、理事会において創業者の理事長が後任の公認会計士に理事長職を譲ったことが、社会福祉法人においての「経営権の譲渡」に当たるわけです。
それに対して、同法人から見返りを創業者は受け取っていたということになります。
私が言いたいのは、今回逮捕された二人以外の、理事・監事・評議員たちが全くけん制機能がなかったこと、はっきりいえば「役立たず」だということです。
その役立たずたちも、何かしらの賄賂を受け取っている可能性はかなり高いので、同様に即刻逮捕をしてほしいと思っています。
5億7千万円着服容疑で広島の社会福祉法人の元理事長を逮捕 警視庁 産経 1/19
https://www.sankei.com/article/20230119-CM6NGZE42ZJLFJXKOUA3ILZGPA/
社会福祉法人の元理事長2人逮捕 5億7千万円着服疑い、警視庁 東京新聞 1/19
https://www.tokyo-np.co.jp/article/226104
広島の社会福祉法人から5億円超着服容疑 理事長だった2人を逮捕 朝日 1/19
https://www.asahi.com/articles/ASR1M3TTYR1MUTIL003.html
社会福祉法人の資金5・7億円着服か、元理事長2人逮捕…約30億円流出 読売 1/19
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230119-OYT1T50093/
広島の社福法人創業者ら2人逮捕 5億7000万円着服容疑 警視庁 時事 /19
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bed3d74cff0e761bd82b0b1b134a458a684507c