ヌーソの皿の上

福祉とpc関係の記事です

福祉施設のPC管理実態

このようなサイトの、このような記事題名を読もうとする方々であれば、下記はほぼ関係のない話です。
福祉系の施設・事業所において、PCやスマホのセキュリティの問題点なんですが、ITリテラシーコンピューターリテラシーなんて言葉までにはおおよそ到達しません。
そもそもワープロの延長線上のままでいるのではないかと疑いたくなるほどです(怒)2020年代に入ったんですけど・・・。

 


福祉施設スマートフォン

保育園関係職員が園児を盗撮したり、高齢者施設において利用者の撮影をする職員などの問題がもう十数年も繰り返してきている中、施設内への個人使用のスマートフォン・カメラの持ち込み禁止は、どこの施設でも行っていることと思います。このようなことは論外として、個人使用のスマートフォンを職員室などに持ってくること自体を禁止する必要性に気付いていない施設・事業所が多いと思います。


未だにこんなことしていませんか?

 職場用PCで自分のスマートフォンを充電していませんか?職場のwifiに自分のスマホだけ進入できるようにしていませんか?自宅のUSBメモリを職場に持ってきていませんか?一昔前のiPhoneのバッテリーのようにすぐ切れるからとかならまだ理由になりますが、これが上司となればそれだけで何も言えません(汗)
多分その上司に注意を促しても「いつものことではないよ、たまたま今日だけ」などとさらっと返されてしまいます(それ以上は怖くて)。その自分のスマートフォンの安全性は誰が保証するというのでしょう?

 

セキュリティは規程で順守している

 職場としては就業規則に「SNSへの発信、書き込み、開示は行わない事」と記載している。個人情報保護規程においては「記憶媒体を使用して個人情報の持ち出しを禁止する」と記載しています。「福祉施設は対人援助こそが本業であり、パソコンは副産物に過ぎない。」と言われてきました。

それでも私たちのようなIT担当・ICT担当がセキュリティの注意喚起を行うと、「何のためにセキュリティソフトを導入していると思っているんだ」「ビジネス用の高価なセキュリティソフトを導入しているからうちの
職場は安全」などと、どこをどう解釈したかわからない言葉も聞こえてきました。そもそもこの手の話を聞きたくないんでしょうね・・・。

f:id:nu-so:20210403172235j:plain

激おこり

福祉施設のITセキュリティとは・・・

福祉系施設のセキュリティの問題点は、「PCはよくわからないけどセキュリティソフトを入れているから万事安全」で終始していることなんです。セキュリティは手続きではありません。申請と受理に基づき安全が保障されるってまさに福祉施設的考えですね・・・。

盗撮問題により、スマートフォンにばかり注視するのはかまいませんが、USBメモリの使用すらつい数年前まで廃止にすらできませんでした。施設のカメラで撮った写真を職員がUSBメモリで持っていくかもしれない問題は、個人の倫理に委ねられていました。USBメモリがウィルスの温床になりかねないことなど、そもそも理解してくれませんでした。

日本人は自分の肖像権や個人情報に対し、強い危機管理を持っています。過剰だという人も中にはいるかもしれませんが、福祉施設のホームページなどでどんどん利用者の顔を出しているのを見ると怖くなります。
それは許可をとったの?テレビではないんだよ?福祉施設とはいいながら、集客や職員募集を目的としている以上、営利的なものにホームページは位置づけられると思うんです。

上記のような福祉施設は多いとは言わなくても、少なからずあると思います。
私のこの手の時の殺し文句は「一般企業はもうやっています」です。